老後の不安は日本の社会保障制度を知らないことから来ていると思います
逆に言うと、制度を知ることによりいらない不安を消し去ることができます
●老後2000万円問題
突然降ってわいた「老後2000万円が足りない」問題
検索のリンクを張ろうとしましたが沢山ありすぎて絞り切れませんでした
結局のところ、金融庁発表の一部を拡大解釈しマスゴミが騒ぎ立てて視聴率や販売数を伸ばそうとした迷惑行為だということで落ち着いたようです
●貯金が無くなるとどうなる
無一文になるとどうなるのでしょうか
動画では天明の大飢饉をとりあげましたが、1993年には冷夏による「平成の米騒動」がありました。餓死者が大勢出て騒ぎになりましたか?記憶に残っているのは「タイ米は日本人に合わない」という、なんともぜいたくな悩みでした
そうです。現代は餓死する方は例外中の例外なので、無一文が餓死に直結することは防げる制度となっています
●孤独死の確率
老後の最後の心配は「人知れず死んで腐乱状態で発見される」ことではないでしょうか
そうした最悪の状態になる確率は約0.1%です。この数値が高いのか低いのか、見る人によって評価が分かれるところとは思います
●交通事故に遭う確率
交通事故に遭う確率は約0.3%です。孤独死より3倍も確率が高いです
しかし普段の生活で「自分が交通事故に遭う」と思い詰めて会社に行くのをやめる人はいないと思います
0.3%とはそういう数字なのです
●医療費
日本人は全員公的健康保険に加入しています。これにより医療費負担が3割で済みます
さらに月額の上限もありますので、保険適用の医療なら100万円の治療を受けても十数万円ほどの自己負担で済みます
●住民税非課税世帯
最も低所得者層となる住民税非課税世帯は更に軽減施策があります
日本の社会保障制度は低所得者に特に優しい制度となっています
●介 護
終の棲家の候補である「老人ホーム」。8つに区分されていますが、平均的な施設は月額約12万円ほどで入居できるところが多いです
月額12万円は年収にすると144万円となり、これは住民税非課税世帯の収入となります。つまり贅沢を言わなければ多くの方は老人ホームに入居できる可能性があります