吾輩の決断
人生大戦略
人生大戦略
巷ではお金について如何に得をするかの情報が氾濫しています。損をするよりは得するほうが良いでしょう。しかし「小手先の技」だけに注目していては対局を見失います
現場監督がいかに優秀で最善を尽くしてもその効果は一現場に限られています。そもそもの設計がダメダメだと現場レベルでは対応しきれないでしょう
ここでは「人生大戦略」と銘打ってお金に関する大戦略を計画します。大戦略さえしっかりしていれば現場の多少の混乱は誤差として吸収できるはずです
●学生→社会人
最初の決断は、学生から社会人になるときです。具体的には
・就職して「厚生年金」に加入
・自営として「国民年金」に加入
のどちらかの年金に加入することになります
●決断:厚生年金に加入
国家公務員は「行政府」として国の制度を司ります。公務員自身が大きな不利になる可能性は低いと考えられます
最初の決断は、公務員が加入している「厚生年金」に加入することです。これにより制度上公務員と同じグループに属することができ、おこぼれに預かれる可能性が出てきます
●最高税率の低減
一般的な庶民の税金(※)は10~55%の7段階で課税されています。バブル期の昭和61年には88%もありました。ビートたけしが嘆いていたことを憶えています。こうして見ると金持ちにやさしい税制に変化していることが分かります
●株の利益は一律20%
最高税率を払うようなお金持ちの節税方法として「株式の保有」があります。株で得た利益の税率は金額にかかわらず「20%」で一定です。1000万円利益が出ても税金は200万円ポッチで済みます。お金持ちは優遇されていることが分かります
●決断:資産を持て
労働収入だと55%の税金が、配当収入だと20%で済んでしまう。これが日本の税制です
つまり配当収入が得られるような資産形成をする決断が必要です
※税額は所得税と住民税の合計で復興特別税は省略
●介護
ほとんどの人が老後に介護を必要とします。業者に依頼するなら「お金」、家族に頼るなら「ストレスと相続問題」が付きまといます
あなたは要介護状態になった時、どうしますか
●相続
あなたはすでにこの世にいないので我関せずでしょうが、下界では兄弟姉妹の骨肉の争いが起きています
せっかく、子や孫に残した遺産が争いの元凶とならないよう、あらかじめ協議しておきましょう
●決断:老後の介護と相続について相続人と取り決めをまとめておく
●必ず訪れる死と向き合う
夫婦二人の場合、同時に死去する可能性は低いです。どちらかが一人残されます。その時、年金額が大きく変動しますのであらかじめ試算しておきましょう。一般的に残されたほうが苦しい生活を送ることになるので、死と向き合い将来に備えましょう
●決断:一人残されたときのことを見据えた終の棲家を決めておく